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  • 2010.06.06 Sunday
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第4回ギャラリー訪問UST中継 YUKA contemporary 


第4回UST中継

冬に逆戻り?と思わせるような天候の東京。
そんな寒空の木曜日の仕事後、
弟4回UST中継で江戸川橋にある、
YUKA contemporaryにお邪魔してきました。

偶然、江戸川橋駅改札を出たところで
CATメンバーと合流でき、
迷わずギャラリーまで到着。
方向音痴なので、ホッとしました・・。
江戸川橋駅から1a出口を出て左に曲がり、
神田川沿いをてくてく歩いて行くと
わりとすんなり到着できる、はずです。

確か弟3回のアート飲み会の時、
ティム・バーバーの写真展の
オープニングにお邪魔してから、
近所の中華料理屋さんへ移動したんですよね。

ギャラリーは一階にあり
全面が広い大きなガラスの扉で、
とても入りやすい雰囲気です。





しかも今回の展示は新田友美さんの
美しい色合いの油絵が飾られていて、
神田川沿いを歩いていると、とても目立ちます。
ふらっと近所のおばちゃんが
「あーらー、、キレイねぇ・・!」と
入ってくることもあるそうです。
そういう意味でも、間口が広い・・!
「ご近所の方が来てくれると嬉しいですね。」
と、ゆかさん。

川を渡って右手に行けば、
椿山荘、永青文庫、講談社野間記念館など
お散歩スポットがたくさん。
そんな新緑の季節の散策途中、
立ち寄るのにぴったりの展示、
新田友美 個展「Infinite Set 1」が
5/1まで開催中です。

インタビュアーのサトコさんが、
ゆかさんに自己紹介を求めます。
美女2人で絵になりますねー、今回のUST。



「去年の9月にギャラリーを
 オープンさせて、まだ半年くらいですね。
 ちょうど今で6回目の企画展を開催しています。」
と、ゆかさん。

「半年とは思えない風格というか、貫禄というか。
 定着しているスペースの雰囲気ですね。」
と、サトコさん。
いや、本当にそう思います。
新しいギャラリーとは思えないしっくりとくる
ロケーション。なんなんでしょうこの感覚。
 
最初の展示が、足立喜一朗さんという
大規模な立体やインスタレーションの
作家さんだったとのこと。
地面に溝を掘ったりしたそうです、オープンにして。
「一回毎の展覧会で作家の歴史が刻まれていくのって、
 面白いなと思ってわざと残したりして・・・」
と、ゆかさん。
 
「ギャラリーをやろうと思ったきっかけは・・?」
とサトコさんが質問。
ゆかさんは、日本の大学では美術史を勉強、
その後、OL生活を経てNYへ留学。
その頃は油絵を習っていたそうです。
NYでは編集業に携わり、
8年間のアートに関わる生活の中で、
様々な面白い出会いがあったそうです。
日本に帰国し、ギャラリストという仕事をやることが
今の自分に合ってると思って始めました、
と、ゆかさん。
 
mamoruさんとはNYの大学で、
同級生だったそうです。
 
6月の企画展の作家野老朝雄さんは、
本当にここ地元の方で、
そのうち通りかかると思います、、、って
ギャラリストと作家のつながりって
話を聞くだけでも面白いですね。
 
今回の展示の新田さんは、
特殊なケースで、美大の学園祭に行ったときに、
作品の透明感と力強さが
印象に残った作家なんだそうです。
他の学生の作品とは
明らかに一線を画していた、と。
 
「美大卒業したばかりの作家なんですけれど、
 グループ展ではなく、ちゃんと個展として
 見せてあげたかったんです。」
と、ゆかさん。
 
新田さんの作品は、3月アップルストア銀座で開催された
のポスターにもなっていて、
CATメンバーpoccoさんも一目惚れしていたそう。
 
ご覧になった方多いかと思うんですけど、
部屋に入ると壁の正面にこの絵がばーんと
飾られていたんですね。
とても印象に残りました。
 
新田さんが学生の頃に
アトリエで制作したこの大きな作品、
まだ、アベイラブル!婚活中です!って
えー!いいなあ。
飾るスペースがあれば・・・!
 
「彼女にはモデルさんが実際にいるんです。
 最初はキャンパスに色鉛筆で素描をして、
 その上からどんどん油を重ねいき、
 その絵の具のピッチで出てくる偶然性から
 イメージを膨らませて描いていくんですよ。
 その世界に持っていくのに凄く集中している
 と思います。」
と、ゆかさん。
 
イメージが完成した、と思ったときに
作品が出来上がる、って面白いですね。
 
新田さんは渡米を控えていて、
なかなか展示中来られないそうですが、
前回のmamoruさんは常駐し、
店(ん・・?店?)の開け閉めもするくらい
だったようです。
展示によって様々なようです。
 
さて。ここでいよいよmamoruさんの登場!
3月に開催されいていた「オレンジソーダのためのetude」。
私は見に行けなかったのですが、
どんなことが行われていたのでしょうか。
 
mamoruさんは、この4月から
東京ワンダーサイトの
レジデンス
に1年間滞在制作しているとのこと。
ということは、青山在住??う、羨ましい・・!
 
「実際1年の間、どういう活動があるんですか・・?」
 
「毎月オープンスタジオという展示を公開する
 機会があるんですけど、僕の場合、
 制作しているのが生活しているお部屋なので、
 オープンルームという形になると思います。
 あとは、1ヶ月や3ヶ月の単位で
 滞在する海外のアーティストのサポートというか。
 もちろんスタッフの方達もとても協力的なんですけど、
 アーティストじゃないと分からないこと、
 フックになることを期待されているんじゃないかな。
 美術館に行ったり、ほぼ毎晩ご飯食べに行ったり、
 本当、寮生活みたいです。」
 
楽しそうー!遊びに行ってみたい。
あれ、そういえばお友達が東京ワンダーサイトの
スタッフだったような・・・世間は狭いものです。
 
mamoruさんは元々NYで
ジャズピアニストだったそうです。
「しかし、手が腱鞘炎になってしまったことをきっかけに、
 日常のものから音を拾う、
 現代音楽よりになってきたんですよね。」
と、ゆかさん。
「自分で話したら2時間かかりますよ・・!
 さすがゆかさん・・!」
mamoruさんも納得のコンセプト解説。
 
「etudeとは練習曲、フランス語で言えば
 スタディの意味なんですけど、
 僕の言うetudeは日常をどうやって生きればいいのか、
 日常を「使いこなす」ために繰り返される試みなんです。」
 
「とるに足らないと思われている」ものを
「価値あるもの」にすり替える試みです、
と展示解説にもありましたね。
 
実際どういうことをやるのでしょうか・・?
 
「展示の時はガラスケースを置いて、
オレンジソーダを作っては振る舞い
それを飲んでもらい、
そのストローをさっと洗って拭いて、
一緒にふくんです。すぐに鳴る人は鳴ります。」
 
おもむろにストローを差し出し、
みんなで、ひゅーーー♪
mamoruさん、すごい・・・!さすが音楽家!
サトコさん、全然鳴らないですね・・
ゆかさんも微妙です・・・
 
「オレンジソーダを飲むことに
 緊張するのも大事なんですけどね。
 でも、最終的に吹いてもらって、サインを入れて、
 プラスチックの袋に入れて、お渡しするんです。
 最後には大事に持って帰るんですよ、みんな。
 そこで価値観の転換が生まれたので、
 成功といえるんじゃないかな。」
 
確かに、今まで何も思わなかったのに、
ストロー見たら吹かずにはいられないです。
ちょっとしたスイッチの転換ですね。
CATの中川は持って帰ったストローを
金庫に入れているそうです。
ずいぶんと価値観がアップしました・・・!
 
「そうそう展示中に、
 ストローがなくなっちゃたんですよ。」
とmamoruさんがエピソードを語りだしました。
 
意外にも透明のストローって売ってなくて、
ゆかさんも協力して探しまわったそうです。
ドンキにも100円ショップにもなく、
もう探し果て、、、最後に近所のローソンに向かい、
ここになければ諦めようという状況に。
ゆかさんが、レジのところに置いてある
透明のストローを発見・・!
これって売ってないですよね、、とおずおずと
聞いてみると、心優しいバイトの店員さんが
なんとおすそ分けしてくださったとのこと。
そんな勇気あるバイト君の栄誉を称え、
41本ナンバリングをしたそうです。

一度コンビニを後にしたものの、きっとバイト君が
どうしてストローが必要だったか知りたいだろう、
と説明に戻ったmamoruさん。
僕アーティストで、作品のためにどうしても
透明のストローが必要で、、、
是非お礼がしたいので、次のシフト教えてください、と。
 
日曜の夜です・・・、とバイト君。
 
mamoruさん、丁寧にお礼のお手紙とフライヤーを
持っていって彼に届けたそうです。
 
そして最終日前日、来ないだろうと思っていた
バイト君が来てくれたとのこと・・・!スゴイ・・!
しかも、休日美術館に行くような
アートラバーだったそうです。
そんな確率、日本じゃまだまだ少ないですよね。
ってちょっといい話。
 
海外のワークショックでも、
参加した親子のお母さんから連絡があり、
「あの子、mamoruさんに出会って以来、
 日常の中から音を探すことをやめないんですよ〜。」
との報告があったりしたそうです。
 
こういうちょっとしたきっかけで、
確実に価値観が変わっていくのを体験するのって
面白いことですね。
 
「でも、面白いって言ってくれるギャラリストさん
 今までもたくさんいらっしゃったけれど、
 いざそれをギャラリーでやりましょうって、
 ゆかさんが初めてですよ。
 若いギャラリーなのに勇気あるなあって」
と、mamoruさん。
 
「お金だけじゃない、、、、じゃないですか。
 プライマリギャラリー一本でやるからには、
 面白いアーティストを紹介するっていうのを
 義務でやっていかなければと思うんです。
 これがきっかけでつながりも増えたし。」
と、ゆかさん。
 
現在mamoruさんはガラス瓶で植物を
育てているそうです。新しいetudeの試作とのこと。
水をやったときに、土にしみ込む音、
ぷつぷつという音に注目しているそう。
5月22日のオープンルーム、楽しみです。
mamoruさんのブログで告知されるのを
楽しみにしています。
 
大阪の古い長屋を改装したオープンスペースにて
4月29、30、5月1日という3日間イベントをやります。
関西エリアの皆さん、是非遊びに行って、
mamoruさんのサウンドを体験してみてください。
 
YUKA contemporaryでは、
映画上映会プラスお花見など、
色々面白い企画があったんですね。
まさにコミュニケーションの場になりうる、
そんな印象を受けました。
本城直季さんのスタジオも
ご近所にあるとのこと。
 
江戸川橋周辺の心地いいお散歩コース、
是非、休日の予定に組み込んでみてください!
神田川辺りの気持ち良い空気感、
人が集まる楽しさ、が伝わってきます。
 
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新田友美 個展「Infinite Set 1」
Tomomi Nitta "Infinite Set 1"
2010.4.10 - 5.1
11:00-19:00
休・火曜、日曜


masae

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